適応障害と向き合う。うつ病との違い~同じ病に苦しむ人へ~

Byクアトロ

頭を抱え悩む男性

どうもこんにちは、クアトロです。


あまり体調がよくなかったんですが、ここ1~2日精神的にも、体調的にも少しずつ安定してきている気がします。


朝起きて身体も軽く、頭痛もない。思考が負の感情に引き込まれない。仕事をしていた時のことや、劣等感を感じる気持ちも少なく、きちんと処方薬の効果が出ている気がします。


病気を患っていると、一つ気持ちや身体の歯車が狂うだけで一日の生活のサイクルがめちゃくちゃになるので、「普通に」過ごせることのありがたさを身をもって体感しています。


僕は「うつ病」と「適応障害」という両方の病気を患っているわけですが、「うつ病」と「適応障害」の違いって考えたことありますか?


適応障害になって9年目、そして今、うつ病と診断された僕には闘病生活の中で自分が考える一つのテーマというか、「何が違うのかな?」という素朴な疑問でした。


あまり両方の病気を併発している方は少ないと思いますが、僕が経験している症状と照らし合わせてみて、少しでも病気の予兆を知るきっかけにしていただけたら嬉しいです。

適応障害とうつ病の向き合い方

  • 「環境」による因子と「精神」による因子の理解
  • 適応障害は置かれた環境による因子に依存する
  • うつ病はストレス、自分が感じた精神的苦痛に依存する
  • どちらも精神的なストレスを伴うことに違いはない


Contents of articles



適応障害とはどういう病気か


適応障害とはその名のとおり、「環境に適応できなくなる病気」です。


皇太子殿下の奥様(皇太子妃様)雅子様をご存じですよね。


雅子様は長年、皇室による独特の厳しい規則と、皇太子殿下の妃としてのお勤めを自分が務めることができるのか、という「皇室」という環境「過度のプレッシャーやストレス」から、適応障害をご発症されました。


雅子様の具体的な症状についてはよく分かりませんが、一般的に考えて「皇族」になる自分と、今まで一般人としてお暮らしになっていた自分がある日突然「皇太子殿下の妃」になる。どれほどの重圧とご苦悩があったか、推察することはできます。



適応障害歴9年目の僕が、まず実際にどういう状況下でなったのか、体験からお話します。



僕が適応障害と医師から明確に診断されたのは、眼鏡販売営業の外回り中に、ある住宅街の道端で突然グラグラとした眩暈と、締め付けられるような苦しい胸の感覚がしたのを最後に、気がついたら病院の診察台に寝かせられていて、そこでそのまま適応障害の診断結果を受けました。(気を失って倒れていて、近くの住民の方が見つけて保護してくれていたことは、一緒に診察室で待機していた上司からの説明で改めて知ることになります。)


その時に先生から言われたことは、適応障害とは「特定のおかれた状況や環境下の中で、強い精神的な苦痛、過度のストレスを伴った時に起きる病気です。」ということでした。


その時には先生の言葉を言われるがまま、「はぁ・・。」「そうなんですか。」とか一つ返事で訳のわからぬままオウム返しのように返事をしていたんですが、結果的にその後も症状が思わしくなく、営業職を退職後しばらくして、先生の病気に対する説明の重要性を理解することになります。


営業職を退職後、僕の症状は在職していた時よりも少しずつ、処方薬と併用しながら改善していったんです。


この経緯と、通院による先生とのコミュニケーションから、僕が改めて適応障害という病気について分かったことの要点は2つです。


  • 適応障害は身を置いている環境に強く依存するということ
  • 仕事などによる過度のストレスや、強烈な精神的苦痛を伴った時に発症すること

「眼鏡販売業」という環境の中で、ノルマや自分が上げられない営業成績の劣等感などから感じていた強いストレスと苦痛がその時に一気に症状としてでたわけです。



適応障害の症状(僕の場合)


うつ病を合わせもっているので、症状の具合は並行して出るものもありますが、僕の適応障害の症状は主に以下になります。


  • 針が刺さるような頭痛
  • 一日中ふさぎ込んで何もできなくなる
  • 感情の起伏が制御できなくなる(記憶がとぶ)
  • 突発的な発作・てんかん的症状

感情の起伏がコントロールできなくなったり、一日中ふさぎ込んでしまう症状は、うつ病の症状とよく似ていますし、僕自身どっちのものなのか、区別がつかない時の方が多いです。


問題は異常に痛い頭痛、記憶がとぶ、発作、てんかん的症状ですが、このうち「てんかん的な症状」は、診察してもらった先生から、今までに”症状として前例がない”と言われました。(今は倒れる症状はなくなったか、出ていないだけかもしれませんが)


念の為に当時、何度か脳神経外科で脳波測定をしてもらったんですが(てんかんの場合は脳波に異常がでるそうです)僕の場合は正常で、今も倒れた原因は特定できないままです。ただ、波形は一般の方と比べてかなり特殊な波形だと、診断説明を受けました。特に脳波の棘波が少し特殊なもののようです。出方や症状としては、メニエール病と少し似ているものがあるかもしれないですね。


他には、毎日同じ時間に頭が痛くなったり、お腹が痛くなるなどの症状がでる人や、激しい不安感を感じる人もいるようです。(僕の場合は前例がないくらい特種な症状らしいので、特定の環境下で不安を感じたら、すぐに病院で観てもらってください)


適応障害はどんな人がなる?


考え込む男性

雅子様の例や、僕の例を話してきましたが、適応障害になる方の特徴として、必ず「特定の環境に縛られている」ということが大きな判断要素の一つです。


これは個々人で置かれている立場や環境が違うので、それぞれの仕事や、家庭環境、人間関係、また、借金を抱えていたり、精神的な病気以外にも、大きな持病をもっている、突然大切な人の存在を失ってしまうなどのショック、「複合的な環境因子」から、適応障害に派生することもあると思います。


また、もう一つ因子をあげるとすれば個々人の「性格」です。


僕の場合、真面目すぎてなんでも頑張りすぎてしまう、気丈にふるまってしまう、真に受けすぎる、上手くメンタルコントロールができないなどですね。


対してうつ病とはどういう病気なのか


僕が感じるのは、うつ病は”精神的な苦痛やストレスを感じたりして、身体が一時的にさまざまなことを拒否している状態”になる病気だと思います。


下記に今の僕にでているうつ病の症状や、僕が感じているうつ病への予期不安、予兆と特徴をまとめています。


うつ病の症状と予兆の特徴を知る3つの方法【経験談】

こんにちは。長崎在住のクアトロです。僕は26歳の時に、営業の外回り中に適応障害による症状の発作で住宅街の道端で倒れ意識を失い、近くの住民の方に見つけられ、その時の上司と同僚の手配で病院へ搬送されました。その時から病気と向き合う闘病生活を続け、介護職で重度のうつ病を発症しました。うつ病は、簡潔に説明するのはとても難しい病気で、感情の起伏や身体的な苦痛など、どこからが「うつ病」としての始まりなのか、分か...


ストレスが多すぎる今の社会では、誰もが当たり前のように、うつ病になる可能性をもっています。


適応障害は「環境的な因子」により強く依存するのに対し、うつ病は「精神的な苦痛やストレス因子」に強く依存する傾向があると、自分の闘病生活から感じています。


うつ病の症状(僕の場合)


適応障害とうつ病は、精神的に伴う苦痛は隣り合わせのようなものです。


実際には身体がだるく疲れやすい、頭痛や肩が凝る、何をするにも億劫でやる気が起こらない、食欲不振など、普通の人でも感じる苦痛を伴うことがほとんどで僕の症状も大体似ています。


  • 頭が重く、異常な肩こりやズキズキとした頭痛がする
  • 身体を動かすのもダルく、やる気が起きず覇気がない
  • 動悸が激しくなって息をするのが苦しい、過呼吸になる
  • 仕事や生活で嫌だったことを思い出し、暗い気分が一日中続く
  • 全く食べ物や飲み物を受けつけなくなる
  • 上記のような、さまざまな症状が継続する

休職して8ヶ月経った今でも、何らかの症状は常に出続けていて、例えば処方薬をきちんとした時間に飲み忘れてしまうと、どんどん気分が滅入って症状が悪くなるので、闘病生活の中での自分なりのメンタルコントロールと、庭に出て外の空気を吸ったり、近所を20分~ほど散歩してみるなどの対処をしています。


うつ病はどんな人がなりやすい?


座り込む男性

うつ病も上記に書いたとおり、精神的な苦痛や、生活の中で感じる何らかの強いストレスが発端となって発症することがほとんどです。


実際にストレスのタイプにもさまざまなものがありますよね。精神的なもの以外にも、栄養摂取や食事制限などによる身体の栄養不足によるストレスや、アレルギー、生まれながらに持病をもっている方など生来性のストレスタイプもあります。


適応障害で僕が自分の性格を客観的にみたように、やはりメンタル部分が弱い方、ストレス思考の強い方は注意しておく必要があると思います。


ストレスの感じ方、捉え方、ストレスをどれだけ溜めておけるかの器や量(変な言い方ですが)は人それぞれ違いますから。


僕の場合は介護職場内でのパワハラと、人間関係、それに対して自分は「適応障害という持病ももっているし、もしここを辞めてもいつ再就職できるか分からない。」とか、「ここを今辞めてしまったら取り返しがつかなくなる!」という職場内での苦痛と、自分の葛藤やジレンマが交錯して発症してしまったわけです。


僕が思う適応障害とうつ病の明確な違い


適応障害もうつ病も、どちらも強い精神的苦痛や社会的なストレスを伴って発症する、というところには違いはないんです。


ただ、「症状」「因子」は決定的に違うものがいくつかあります。


僕そのものが例ですが、多分うつ病でてんかん的な症状が出る方はいないでしょう。


また、発作についても、僕の場合は過呼吸にもなるし、心臓を鷲掴みにされたような激しい症状が出る時もあります。これらの症状は適応障害としての症状だと強く言い切れますし、先生の診断結果からも理解できました。


そして、「環境的な因子」なのか「精神的な因子」なのか。これが、適応障害とうつ病を見分ける明確な要素だと感じています。


【まとめ】:「身を置く環境」か「精神の依存」か


ゆっくりご自分の環境と心身の状態と向き合ってほしい


これからも僕は適応障害の症状と闘い続けなければならないですし、うつ病の完治もいつ達成できるのか分かりません。

ただ、9年間闘病生活をしてきて、自分の中で病気に対して分析できたことも本当にたくさんあります。


病気に対する自分の気持ちをしっかりともつこと、自分の環境や状況を落ち着いてゆっくり一つずつ分析すること、病気と正直に向き合い弱みを見せること。


今まさに「ひょっとしたら自分はうつ病かも知れない・・」「適応障害に当てはまるのかな。」と思われている方へ。


僕からアドバイスとか、おこがましいことを言うつもりもありませんし、「頑張ってください。」とも言いません、言えません。


今のご自分を、焦らずゆっくりと見つめ直して、心身の状態と正直に向き合い、一つ一つ、問題をほぐしていってください。

Share

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply